「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇/爻ノ篇」観てきた

前回の「天」からTVシリーズを遡るように観てきて、今回の「結」。感慨深いものがありますね。

「漸ノ篇/爻ノ篇」それぞれ二回ずつ観ました。実際のところ悪くない作品なのですが、自分の中での期待値が異常に高すぎて、必要以上にツッコミどころが多くて、それはそれで楽しめました。

  • 前編・後編と分ける必要なし
  • 野々村さんの件、長すぎ
  • プロフェッサーの行動が謎すぎ
  • 最後の最後まで陰謀論が鼻につくのはとてもマイナス
  • 伏線やミスリードが多すぎたせいか、回収しきれていない
  • 佐野元春の曲はワンコーラスで十分
  • エンディングは「NAMInoYUKUSAKI」にしてほしかった

今回「結」の自分的見どころは以下

  • 餃子ロボ親父やスペックオールスターズとか
  • 瀬文と当麻の関係はストイックでロマンチック
  • 舞台を絞ったことで合成の完成度があまり気にならなかった点
  • 大島優子さんの演技

あと、今回の映画のSF的な考察については、パラレルワールドで説明がつくので、あまりツッコミどころがなく、「こう解釈すべきだろう」という遊びが少ない。デビルマン的な旧人類についても、設定が飛躍しすぎていて「そんなもの」として扱われているので想像の幅を越えすぎる。そういった意味では、TVシリーズと比べれば、本来のSPECのおもしろさは少なくなっているのかもしれない。

今回の「結」。謎を謎のまま終わらせるのではなくて、ちゃんと終わらせた。こんな大風呂敷を広げたシナリオにオチをつけて、まとめたということは、とてもいい。

 

見終わった後、帰って改めてTVシリーズを確認。
TVシリーズを観て改めて思う点。

  • 普通の刑事ドラマからSFドラマへとシフトしていく過程がおもしろい。

SPECはこの点につきるんじゃないかな。「現行法では裁けない」事件をどう扱うのか?という問題提起。そしてその問題提起について観る側が深読みして想像を膨らませること、この部分こそが「おもしろい」と感じる根幹。

  • ニノマエの能力

TVシリーズで明かされている「ものすごい速さで動ける」という能力。それならば、光のスピードに近づくということは周りが見えなくなるんじゃないか?という素朴な疑問。そして毎回披露する、「弾丸くるり」。これ、弾丸反対にしても慣性の法則で、そのまま逆向きで命中しそうなもの。まぁそんなツッコミは野暮ということで。

  • 対ニノマエ戦法

とはいえ、作品の要所で登場するこの件は、とくに目立つのでおもしろい。できるだけ観る側が補完してみるべきだ。TVシリーズの毒霧作戦は納得。しかし映画の作戦、とくに「天」は何か腑に落ちない。というのも光と同じく電磁波のスピードも遅くなりそうなもの。TVの牢屋の電流も同様に。

  • その他ニノマエ能力

時間を遅らせているとき(高速モード中)に、ニノマエが非能力者に触れた場合、さらには、呼びかけただけでその非能力者は、その同一ワールドで活動できる点。ニノマエの物理的な肉体が超高速移動していると考えると無理がありすぎるので、JOJOのような霊体とかスタンドとかの概念で発動していると考えると、非能力者を巻き込むのも可能のような気もするけれど、そうなると対ニノマエ戦法では全く歯が立たなくなる。なんとか拡大解釈して納得したいところではありますが、このあたりは最大の謎。映画にいたっては、脳の進化では説明のつかないスペックがてんこ盛りで、さらに収集つかなくなっております。

  • しずかに進行する餃子屋の主人保険金詐欺事件!

やはりTVシリーズは、この件が気になってしょうがない。今回の映画でおもしろいタイミングで登場する餃子屋の主人。TVシリーズ時点では、「もしやこの人がラスボス…」みたいな存在感で良かったですね。

というわけで、無事SPEC完結。楽しませていただきました。

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